本日は就活生向けの記事です。
僕は就活の際に、第一志望のメーカー企業(当時の時価総額は約9兆円)に内定を頂き、社会人生活をスタートすることができました。
それでも就活の時には、どんな企業が自分に合っているのか、とても悩みました。
特に悩んだのが、”B to B” と ”B to C”の企業、どちらが自分に向いているのか。という事です。
本日は、B to C企業・B to B企業について、僕の視点を書いていきます。
最終的に僕はB to C企業を選びましたが、B to B企業のメリットや、B to C企業のデメリットについてもご紹介します。
こんな人におすすめの記事になっています:
” B to C ” と ” B to B “ってなに?
” B to C ” の企業と、” B to B “の企業、どういう違いがあるんだろう?
就活が始まるけれど、自分はどっちに向いているんだろう?
” B to C ” と ” B to B “とは? 違いは?
まずは、それぞれ何を表すのか、また、どういった違いがあるのかご紹介します。
B to C :英語の Business to Consumer の略。日本語で言うと、企業から消費者へという意味です。
B to C企業は、消費者が直接購入する商品を取り扱う企業です。
スーパーやコンビニで見るお菓子・調味料・ジュース。
これらのように、消費者が直接購入できる商材を取り扱うビジネスは、B to Cです。
わかりやすい一例として、お菓子の会社を一例に挙げると、
- 明治
- カルビー
- 森永
- グリコ
- ロッテ
- ブルボン
- 不二家
など、これらは、お菓子業界のB to C企業です。
B to B :英語の Business to Business の略。日本語で言うと、企業から企業へという意味です。
B to B企業は、企業にモノを売る企業です。
例えば、企業が生産活動を行う上で使用する原材料や部材・資材などを取り扱う企業です。
わかりやすい一例として、もう一度お菓子業界について考えてみると、
- 香料
- 砂糖や小麦粉
- チョコレート原料などの原材料 (液体や固形状の原料チョコレートを作って、お菓子メーカーに納品している会社もあります)
- 食品容器(箱やプラスチックフィルム)
- 食玩(おもちゃ)
- お菓子の製造工場に必要な、設備
これらを取り扱う企業がB to B企業となります。
また、少し前に話題となった下町ロケットはまさにB to Bの企業です。
つまり、B to C企業は消費者が相手、B to B企業は企業が相手のビジネスをしている会社です。
【まとめ】B to B企業とB to C企業の違い
✅ B to B企業:
企業を相手に商売をしている企業。 イメージは下町ロケット。
✅B to C企業:
一般消費者を相手に商売している企業。 CMをうっている会社や、スーパーで買える商品を取り扱っている会社。
B to C企業で働くことのメリットとデメリット
B to C企業で働くことのメリットとデメリットについて書いていきます。
B to C企業で働くメリット
B to Cで働く最大のメリットは、自分の仕事が見えやすい (認知度が高い)、という事です。
自分の会社の商品が、実際に友人・家族・恋人に使ってもらえる喜び。
また、 消費者(モノを実際に使ってくれる人)が相手のビジネスですので、TVCMやネット広告などを使って、商品を大衆に宣伝したりします。
そのため自分の周りの人が直接その商品を利用していなくとも、少なくとも商品の存在自体は知っている、という状況です。
「どこで働いているの?」と聞かれて、商品名を伝えればすぐにわかってもらえる場合があります。
B to C企業で働くデメリット
メリットだけでなく、デメリットも解説します。
B to Cビジネスは、顧客ニーズをつかむのが難しいです。
良い商品を開発して販売しても、お客さんが使ってくれるかどうかはわかりません。
一般の消費者が必ずしも良い商品を選んでくれるとは限らないからです。
例えば、ある化粧品会社がすごく品質の良い化粧水を発売したとします。
ところが、競合(ライバル企業)が、品質はそこそこ宣伝やデザインに力を力を入れたとしましょう。
自分たちの化粧品の方が保水力が高くて肌に安くても、結果として、競合の商品の方が売れたりするわけです。
このように、B to Cビジネスは、お客さんのニーズをつかむのが非常に難しいという課題があります。
また、市場全体が価格競争に陥ってしまい、コストが削られ、給料もB to Bと比べると安かったりします。
【まとめ】B to C企業のメリットとデメリット
✅B to C企業のメリット:
●知名度が高い。
●商品が身近。
●自分の商品を友達や家族が買ってくれると嬉しい。
✅B to C企業のデメリット:
●顧客ニーズをつかむのが難しい。(いいものが売れるとは限らないので、安定しづらい)
B to B企業で働くことのメリットとデメリット
反対に、B to Bで働くことのメリットとデメリットについて書いていきます。
B to B企業で働くメリット
B to Bビジネスは、法人(企業)が相手となります。
企業を相手にモノやサービスを売るのが、B to Bです。
企業が相手のビジネスなので、お客さんも専門家です。
そのため、扱う金額の規模も大きいです。
原材料も何トン・何十トンという単位でのビジネスになるかもしれません。
また、企業が相手なので、顧客ニーズがハッキリしています。
B to Cビジネスは販売してみないと売れるかどうかわからない、ですが、
B to Bビジネスは、ニーズがあるものを開発するというメリットがあります。
B to B企業で働くデメリット
B to B企業についても、デメリットを紹介していきます。
B to B企業は、企業としての認知度が低い場合があります。(もちろん、B to Bの中にも超有名な企業は存在します)
多くの人が使っているiPhoneを例に挙げてみると、商品としてのiPhoneの中には、
- 半導体
- バッテリー
- カメラのレンズ
- 画面の液晶
- センサー
など、非常に多くの部材が使用されています。
ですが、iPhoneの中のそれぞれの部材については、企業名が表に出ることは非常にまれです。
有名なのは、iPhoneのアップル社(B to C企業)なのです。
このように、知名度が低い場合がある、というのがB to Bビジネスのデメリットです。
しかしながら、「自分が働くことと、自分が働く会社の知名度は関係ない」という人にとっては、デメリットにはなりませんね。
【まとめ】B to B企業のメリットとデメリット
✅B to B企業のメリット:
●売り上げの規模が大きくなりやすい。
●顧客ニーズがハッキリしている。
✅B to B企業のデメリット:
●知名度が低く、やりがいが感じられない場合もある。
僕がB to Cを選ぶ理由
最後に、僕がB to C企業を選ぶ理由について書いていきます。
(今後の僕のキャリア思考・ライフステージによって考え方は変わっていくかもしれませんが)
先のB to C企業で働くメリット・デメリットの項でお伝えした通り、消費者がお客さんのB to C企業では、良いものを開発してもそれが売れるかどうかはわかりません。
お客さんのことを考えて考えて考えて考えて商品を作っても、お客さんは競合の安い商品を買ってしまったり。
何が売れるかわからない世界です。
でも、それが面白いところだと思うのです。
今、全社一丸となって開発している期待の新商品であっても、もしかしたら、変なものができるかもしれない。
でも営業の力で売っていこう!
逆に、すごい商品ができても売れないかもしれない。
その時は、もっと売りやすいものを作っていこう。
こうした社内一丸となって、考えて考えてモノを作って販売していく。
こういう会社のチームワークに惹かれています。
また、友人・家族から、新商品買ったよとか言ってもらえたりします。
自分が関わった商品が、身近な人に喜んでもらえたりします。
商品を開発しているときも、「みんなから、まずかった、すぐ壊れた、使いづらいって言われないように頑張ろう・・・!」って思えます。
B to Cならではの良いところが、たまたま(今の)僕には魅力的に映っています。
だから僕は、B to Cビジネスにこだわっています。
本日は、B to B企業とB to C企業について、違いを解説してみました。
当ブログでは、他にも就活や製品開発・品質保証に関する記事も書いているので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。
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