こんにちは、タカヒロです。
僕は新卒で入社した日系225の企業(当時の時価総額は約9兆円)を退職し、外資系メーカーに転職しました。
現在は、国際色豊かな環境でワイワイ楽しんで仕事ができています。
大企業を辞めて、今よりも規模が小さい会社に転職するのはとても勇気がいることで、不安に感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、結論から言うと、
✅ 転職する、と自分で決断したあなたは勇者です。 きっと大丈夫です。
✅ 自信を持って次のステップに進んでほしいと思います。
今日はこう主張する僕の実体験について書いていきたいと思います。
✅ 僕が大企業を辞めようと思ったワケ
✅ 僕が大企業を退職し、転職するまでの不安な精神状態
✅ 転職後の職場の環境と、現在の精神状態
過去の僕のように、
- せっかく大企業に入ることができたけれど、さまざまな理由で会社辞めようか迷っている人
- 実際に転職を決意したものの、不安に押しつぶされそうになっている人
こんな人たちに向けた記事になっています。
この記事を読んでくださった方を励まして、少しでも前向きな気持ちで転職への一歩を踏み出すことができるよう後押しできると幸いです。
本日のお題:初めての転職を決めて、不安になっているあなたへ【それは転職ブルーです】
↓あなたにとって必要なとこだけ読んでください↓
僕が大企業を辞めようと思ったワケ
僕は、新卒で入った大企業(日経の企業)を4年間で退職しました。
大きな理由は、
- 異動が多すぎて、自分が本当にやりたいことをじっくりとできない環境・専門性を磨きづらい環境だと感じた。
- 大企業であっても、定年を前に早期退職を募るような時代が来たと実感した。
この2つが大きな理由です。
日系企業は新卒で一括採用を行い、入社後に新入社員の適性を見ながら配属する部署やチームが決まるというのが一般的です。
実際に希望する部署に配属されるかどうかはわかりません。
また、特に歴史のある大きな企業では顕著な特徴ですが、部署異動も頻繁にあったりします。
お役所もそうですが、大体3年ごとに部署異動がある場合があり、中には転居を伴う異動もあります。
きみ、来月から九州に異動になったから!
みたいなことが突然、起こったりするのです。
せっかく仕事に慣れてきて、自分で考えて行動し、パフォーマンスが発揮できるようになってきた、と思っても、まったく関連しない部署に異動することもあります。
例えば、人事で3年⇒経理に異動し5年⇒製品開発に異動し3年、みたいなキャリアチェンジを余儀なくされることがあるのです。
こういった人事異動が頻繁に発生する環境では、深い専門的なスキルを身に着けづらいものの、社内のことについては詳しくなるので、社内人脈を生かしつつゼネラリストとして活躍できるというメリットもあります。
次から次へと新しい仕事ができるので、新鮮な気持ちで仕事ができるという人もいるでしょう。
定年まで一つの会社でやり抜く、という場合には、とても良い環境かもしれません。
一方で、現在では、黒字企業でも早期退職を募り、定年を前に転職を余儀なくされる場合があります。
当時僕がいた会社でも、50歳を過ぎた社員たちを中心に、早期退職を募集していました。
色んな種類の仕事を経験してきたものの、専門性は身についていない状態で、50歳で退職させられるわけです。
定年まで働くことを前提に人生設計をしていた人たちは、次の仕事を見つけるのにとても苦労されたと思います。
30歳を目前にして、
将来自分も専門性が無い、社内でしか通用しないスキルだけの50歳になって、放り出されるかも
こんなことを想い、30歳という節目もあり、転職を決断しました。
そして、
転職するにあたって、じっくりと自分のスキルを磨いていこう!
と心に誓うことにしました。
そこから2~3か月ほど転職活動をし、無事に外資系メーカーから内定を貰うことができました。
(英語は話せませんでしたが、なぜか採用していただくことができました。)
実際の転職活動の様子については、別の機会に記事を書いてみようと思います。
僕が大企業を退職し、転職するまでの不安な精神状態
転職活動の末、無事に転職先を見つけることができたものの、そこから大変だったのが、
● 自分の決断は果たして本当に正しいんだろうか・・・。
● 転職先で自分のスキルは通用するんだろうか・・・。
● 英語もしゃべれないのに、外資系メーカーでやっていけるんだろうか・・・。
こんな不安がこみあげてきました。
自分で決めた転職なのに、いざ目の前に迫ってくるとたちまち不安で押しつぶされそうでした。
これには、2つの理由があります。
1つ目は、同僚から「こんなにいい会社をやめるなんて!」という目で見られたこと。
2つ目は、家族(親)にめちゃくちゃ反対(罵倒)されたこと。
1つ目の同僚からの目は、
なんでこんなにいい会社なのに、辞めるんだろう・・・? 理解できない。。
という感じです。
僕が所属していた日系企業では離職率がとても低く、会社を辞める、というと超異端児でした。
確かに、給料も高かったし、会社も安泰だったので、わざわざ転職するというのが理解できないという気持ちも頷けます。
こういったリアクションを受けると、
やっぱり、僕の選択(転職)は無謀なんだろうか。
なんて不安になってしまったりしました。
でも、大きい会社に勤めている人は、心も安定しているし、基本的に優秀で優しい人が多かったので、僕の転職について理解はできないものの、認めてくれ、最後の最後の日まで優しく送り出してくれました。
その結果、
もう決めてしまったことだし、みんなも応援してくれるのだから、頑張ろう!
と少しずつ前向きな気持ちに戻ることができました。
もしかしたら、当時の上司にとっては自分の部下が辞めることになり、偉い人から低く評価されてしまったり、理由を厳しく追及されてしまったかもしれません。(だって、若手の社員が辞めるなんて、レアケースでしたから)
それでも、激励の言葉とともに送り出してくれたので、感謝の気持ちでいっぱいです。
転職前に不安になってしまった2つ目の理由「親からの反対」ですが、正直、これは本当にキツかったです。
事前に「転職したい」という相談をしておらず、転職先が決まってからの事後報告となった自分のダンドリの悪さもあるのですが、親からはめちゃくちゃ怒られました(笑)
事前に相談しなかった理由は、①「どうせ反対すると思った」から、そして、②「相談したうえで転職活動がうまく行かなかったら、それはそれで気の毒に思ってもっと心配させてしまうのでは、と思った」からです。
だからこそ、転職先をしっかりと見つけたうえで報告したいと思ったのです。
でも、これが完全に裏目に出てしまいました。 反省です。
親が激怒した理由は
● せっかく大きい企業に入ったのにやめるなんて、もったいない!
● 転職先の企業は本当に大丈夫なのか!
● お前には裏切られた気分だ!
こんな感じだったと思います。
(とても感情的なリアクションだったので、真意は分かりません)
親の時代には転職が今ほど一般的ではなかったですし、転職自体もポジティブな行動ではなかったのだと思います。
驚いて反対するのも、まあ、わかります。(今となっては、ですが)
しかしながら、こういった「超・ネガティブな反応」をされると、僕自身も
「本当に自分は大丈夫なんだろうか・・・」
と、ネガティブが伝染してしまい、精神的に大きなダメージを受けることになってしまいました。
でも、「親に転職を反対されて、それがブレーキになってしまっている人」、そして、この当時の僕自身に伝えたいのは、
親の時代の当たり前と、今(イマ)は時代が違う。 常識も違う。
ということ。
ただでさえ、どちらがいいとか悪いとかそういう問題ではない(転職してみないと、その決断が良かったか、悪かったのか、結果はでない)上に、常識が違う人同士が話をしても、良い議論にはなりません。 当たり前ですね。
精神的な大ダメージを受けたことも有り、いったん親とは距離を置くことにしました。
この時の教訓は、
✅ 転職をし始めてから早い段階で、「転職を考えていること」を伝えておくこと(相談する)
✅ 親が働いていた当時の時代と、今の時代では常識が異なること
✅ ネガティブな言動はネガティブな思考を生むので、ネガティブ発言からは逃げた方が良い
✅ そして、最終的には自分で決めればOK
ということでした。
こんな感じで、転職前は不安な気持ちを抱えながらも、有休を消化しながらゆっくりゲームをしたり、転職後に使えそうなスキルの勉強をしたり、英語の勉強をしたり、引っ越しをしながら、入社初日を待ちました。
転職後の職場の環境と、現在の精神状態
転職してからは、外資系メーカーということもあり、外国人とのメール・電話のやり取りが増えました。
僕は、入社当時ほとんど英語を話すことができませんでしたが、オンライン英会話や英会話スクールに通うなどし、今では会議のファシリテーションが(なんとか)できるレベルにはなりました。
友人からは、
休みの日に英語の勉強をするなんて、人が変わったようだな!(笑)
と言われるほど、勉強嫌いだった僕ですが、
自分で切り開いた道だから、英語ぐらいは頑張ろう!
と思えたのだと思います。
(英会話はなんと3年以上、継続してできています。 昔の僕では考えられません)
大企業から、すこし規模が小さい企業に転職をしたので、カルチャーショックもありました。
社内のシステムや、福利厚生、その他社内制度・業務フローなどは、やっぱり大企業の方がずっと優れています。
でも、それ以上に僕にとっては、
自分自身で働く環境を切り開く
ことがとても大切なんだと、改めて実感することができました。
思えばこれまでは、
● 高校受験では、県内で上位の高校を目指して勉強
● 大学受験では、浪人を経験しながらも、より偏差値の高い大学を目指して勉強
● 就活では、人気の企業にエントリー
こんな感じで、「わかりやすい成功」に向かって、何となく努力していればよかった環境でした。
でも、転職に至っては、自分自身でタイミングを決めて、自分自身で行きたい会社を選んで入社する。
決定権のほとんどが自分にあって、これがとても新鮮でした。
自分で決めた居場所に入ることができたので、それまで以上にパフォーマンスが出せるように努力できましたし、実際すこしずつですが成果が出ました。
結果として、入社後約1年ほどで、昇格してもらうことができました。 ありがたいことに、これは相当早いスピードでの昇格だったと思います。
こうしてみると、もちろん大変なことも有りますが、
転職して本当によかった
と思います。
今振り返ると、転職前の不安な気持ちは、結婚前のマリッジブルーと同じだったんだと思います。
結婚も、するべき年齢が決まっているわけではないと思うので、転職と似ているのかもな、って思ったりしました。
転職前の不安=転職ブルーという事ですね。
この記事を読んでくれた方が、過去の僕と同じように不安を抱えている方が、転職前の不安な気持ちとうまく向き合って、すこしでも前向きになれることを祈っています。
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