僕は外資系企業に勤務しています。
外資系企業にいるからなのか、僕の周りに横文字(カタカナ語)を使いまくる人がいます。
日本人同士で、日本語で会話しているのに、会話の中で突然 横文字(カタカナ語)が出てくると、
「??!」
ってなるんですよね・・・。
横文字(カタカナ語)であっても、単語の意味自体はそんなに難しくないのですが、
突然出てくると、理解ができなかったりしませんか?
なんで日本語で会話をしているのに、英単語が出てくるのか…。
でも、そんな悩みを抱えているのは、僕だけではないはずです。
横文字(カタカナ語)、うざい!
本日は、何とか外資系企業で生き抜いている僕の経験を踏まえながら、
横文字を使いたがる同僚がうざいと感じているあなたへ、対処法をご紹介します。
なぜ横文字(カタカナ語)を使う人は“うざい”のか?
そもそも、横文字(カタカナ語)を使う同僚・上司って、なんでうっとうしく感じてしまうのでしょうか?
この問いに対して、2つの答えがあると思います。
1つ目は、単純に単語の意味が分からないから。
そしてもう1つは、「頭が良いことを見せつけてくる感じがする」つまり、「上から目線」のように感じるから。
ではないでしょうか?
どっちにしても、相手よりも自分が格下だと感じてしまうことが原因です。
ここを意識しておくと、だんだん対処法が見えてきます。
横文字(カタカナ語)を使いまくる人への対処法
横文字(カタカナ語)を使ってくる人がうっとおしいと感じてしまう理由は、
- ① 単純に単語の意味が分からないから。
- ②「頭が良いことを見せつけてくる感じがする」つまり、「上から目線」のように感じるから。
であると考察しました。
では、横文字を使ってくる人へは、どのように対処すればよいのか。
外資系で”横文字ユーザー”にもまれてきた僕が導きだした結論は、
「かたくなに日本語に言い換えて聞き返す」
という事です。
おいおい、それって、対処法なのか?!
という突っ込みが入りそうですが、もう少しだけ聞いてください。
かたくなに日本語に言い換えて聞き返すことで、「うざい」と思っていた横文字人間を対処できるのです。
横文字を使ってくる相手に対して、日本語で聞き返すことで、負けたような気分になりますか?
いいえ、あなたはきっと勝ち誇った気分を味わえるはずです。
そもそも、横文字を使っている人も、具体的な日本語のイメージを持って発言しているのでしょうか?
答えは、NOです。
何となく耳障りがいいから、とか、そんな理由で英単語を使っていたりします。
例えば、コミュニケーションという単語。
上司は平気でこんなことを言ってきます。
もっと、みんなでコミュニケーションを取っていこうぜ!
他の部署の人とも、積極的にコミュニケーションを取って!
そこで、こう返すのです。
● もっとみんなでコミュニケーションを取る、というのは、会議を開けばいいということでしょうか?
● 他の部署の人とも積極的にコミュニケーションを取る、というのは、飲みにいけばいいということでしょうか?
そうすると、上司はきっと返答に困るでしょう。
だって、「コミュニケーションとは何か?」を考えもせずに、その単語を使っているのですから。
こういった場面に陥ると上司は黙ってしまいますが、あなたが悪者ではありません。
なぜならば、あなたは「聞き返している」のですから、教えを乞うている側なのです。
こんな風に、相手が使ってくる単語について、日本語で言い換えて意味を聞きまくってください。
相手「ステークスホルダーとアラインメントをとっておかないと!」
あなた「ここでいうステークスホルダーって、どこの部署を指してますか? アラインメントって、どこまでやるべきですか? 部長に話をしておけばいいですか?」
こんな感じです。
この方法によって、
- 分からない単語の意味を確認する。
- 具体的な意味も分からず格好つけるために横文字(カタカナ語)を使う人を撃退する。
両方の効果が期待できるのです。
ただし、当たり前ですが自社の製品名などについては聞いちゃダメです。
例えば、あなたがコカ・コーラの会社に勤めているのに、「ここでいうファンタって、どういう意味でおっしゃってますか?」というのはNGです。
社内用語は当然、勉強しておきましょう。
横文字(カタカナ語)の使い過ぎはとてもキケン!
上記で、横文字を使う人に対する対処法をご紹介しましたが、そもそも横文字を使うことは危険をはらんでいたりします。
それは、横文字は「あいまいさ」を引き起こしてしまうからです。
例えば、「ここでは、商品開発のスキームについて、議論しましょう。」って言われた時を想像してみてください。
スキームについて話すって、何をどこまで話せば良いんでしょうか?
商品開発の方法?
商品開発の流れ?フローチャート?
商品開発を誰がどうリードするとか?
ヨコモジで、「スキーム」って言われても、人によって思い描く範囲が違ったりするのです。
みんなが何を決めればよいのか、思い描くゴールが異なると、当然何も決まりません。
特に重要な話や、大人数が参加する会議、概念的な話をする時には、なるべく会議の参加者が同じように理解する必要があります。
そういった場で横文字を使ってしまうと、であいまいに理解されてしまう可能性があるのです。
さらに恐ろしいのは、言葉の定義のすり合わせを行わないうちに議論が始まって話がかみ合わなくても、議論に参加している参加者たちは、意外と気が付かなかったりするのです。
会議の場では、あいまいな表現は使われるべきではありません。
そういう意味でも、横文字が使われている場面では、上述した通り、
「ここでは、どういう定義で使ってます?」
と問いかけるのはとても重要だったりします。
とりあえず覚えておこう!ビジネス頻出の横文字(カタカナ語)をご紹介
ここからは、ビジネスでよく出てくる横文字をご紹介しておきます。
単語の意味をしっかり理解した上で使いましょう。
●エビデンス(Evidence)証拠。
例文:そのデータには、エビデンスはあるの?
● コンプロマイズ (Compromise)妥協する。
例文:あそこの業者さんにはこれだけ高い品質のものを希望しているのだから、価格はある程度コンプロマイズしなくちゃね~。
● ケーパビリティ(Capability) 能力・実力がある。
例文:うちの会社には英語が話せる人は多いけれど、営業のケーパビリティが弱いんだよなあ。
● キャパシティ(Capacity) 収容能力がある。
例文:あそこの会議室のキャパシティは20人だよ。
● ゼロベース(Zero Base)白紙である
例文:お客さんの依頼内容が変わったので、もう一度ゼロベースで作り直そう。
● アカウンタビリティ (Accountability) 説明責任
例文:問題が起こった時に、どこの部署がアカウンタビリティを持つのかな?
● リソース (Resource) 資源(人的資源やお金)
例文:社長が「新商品を開発しろ!」と言っているけれど、うちにはリソースが無いよ・・。
● リスケ (リスケジュール・Reschedule) リスケジュール
例文:午後は会議だったけれど、急に部長が来れなくなってしまったから、リスケしなきゃ。
● プライオリティ(Priority)優先順位
例文:仕事が立て込んできたけれど、プライオリティを付けつつ、一つ一つ確実にやっていこう。
本日は以上です。
曖昧な横文字、横文字を使う同僚は撃退していきましょう!
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